1. 日 時 |
2005年3月16日(水)
午前10時50分 〜 12時05分
(本校 3・4時間目(年度末特編授業) 情報A:杉本担当) |
2. 講 義
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ヨーロッパ多言語主義の可能性(武蔵大学人文学部・西村教授) (本校 外国語科1年5組 女子40名) |
3. 接続環境
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IP接続 ・ 4F
1年5組HR(普通教室) <--> 学校間ネットワーク <--> インターネット <--> 武蔵大学・情報センター |
4. 使用機器
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本校 : Polycom・ViewStation SP <-----> 武蔵大学 : Polycom・ViewStation
FX
(互いにカメラの遠隔操作可能) |
5. 今回の目的 |
普通教室でのIT活用の可能性、講義形式の(遠隔)授業が成り立つか |
6. 実施結果 |
映像・音声ともに明瞭で全く問題はなく、お互いの「環境」や「表情」がはっきり分かり、意思疎通も問題なかった。
・カメラ位置:教室左前、教卓の上に設置。強い太陽光を背にして設置する必要があった。
・マイク位置:教室中央付近の生徒席に設置。質疑応答の際、端の席の生徒の応答も先方に届いた。
・スピーカー:ディスプレー付属の外部スピーカー。十分な音量が得られた。
・ディスプレー:プラズマ50インチ型ディスプレー。クラス前中央に設置 → 本物の先生がその場で講義しているような臨場感
・講義内容と生徒の反応:
西村教授より、事前に届いた資料を生徒に配布。西村教授の自己紹介から始まる。生徒は
女性同士だからなのか緊張がほぐれ元気(過ぎる?)よく挨拶をして、メモの用意をして講義を受ける。西村教授は生徒の反応を見ながら指名(事前に名簿を送付済み)による質問を適宜行いながら講義を続けた。教授からの質問については、生徒は明確に回答できていたが、生徒によっては返答する声が小さい場合があり、教授側で判別に苦労したようであった。(大きな声でと促すが、多くの生徒が声が小さくなっていまう)
また、一つのテーマに関する説明が若干長かったせいか、数人の生徒が、講義中に睡魔に襲われていたようだ。→ ただ事前に心配していた
よりも、予想以上に生徒が講義に集中していた。それは配布資料がカラフルで見やすい構成になっていたことも大きく作用しているように思えた。
講義後の質疑では、生徒から多くの質問が立て続けざまに出され、西村教授とのやりとりが双方の一体感を生み、ますます、白熱し予定時間を大幅に超えてしまった。最後のフランス語講座では、まるで正規の授業のような雰囲気であった。はからずしも、
IT活用による「遠隔授業」が、「語学の授業」に十分耐えうることが証明された瞬間であった。
今回の成果は、「西村教授の講義に対する工夫」や「十分な時間の確保」以外に、以下の特別な環境が功を奏したようだ。
1) 外国語科クラスで、全員が第2外国語(仏、独、西、中)を学び、語学に関心が高い。
2) 女子クラスで、同姓の西村教授の生き方に共感した。
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7. 次回への課題 |
数回にわたる継続的な講義の実施(例:フランス語入門全3回) |
8. 次回の予定 |
未定ですが、2005年度も実施にむけて、武蔵大学と連携していきます。 |